重機や建機を売るとき、いちばん困るのは「相場がまったく分からない」ことではないでしょうか。ユンボ1台の買取価格は数十万円から1,000万円超まで開きがあり、車のような公開相場表も存在しません。
判断の軸になるのは3つだけです。機種・トン数・稼働時間。この3つで価格の桁が決まります。
そしてもうひとつ、多くの人が知らない事実があります。日本の中古建設機械は2025年の1年間で51,539台・約1,313億円が海外へ輸出されており(財務省貿易統計を当サイトで集計)、平均輸出単価は1台あたり約255万円。国内で「もう古い」と言われた機械が、ベトナムをはじめとする東南アジアの現場で現役として動いています。この輸出市場こそが、あなたの重機の買取価格を支えている原資です。
この記事では、機種別・トン数別の相場、稼働時間の影響、輸出の実数、「外国人バイヤーに直接売っていいのか」という疑問への回答、業者10社の実測比較までを整理します。
結論: 重機の売り先は「機種×トン数×稼働時間」で決まる【早見表】
先に結論です。あなたの状況別に、最適な売り先はこう分かれます。
| あなたの機械・状況 | 適した売却先 | 理由 |
|---|---|---|
| ユンボ・ローダー等を型式が分かる状態で急ぎ現金化したい | 建機買取屋.コム | 型式・シリアル・稼働時間が分かれば電話でほぼ査定完了。最短即日現金化 |
| 重機とトラック・農機具をまとめて処分したい(廃業・世代交代) | トラックファイブ | 全国11支店でトラック・重機・バス・農機具の全機種に対応。窓口を1本化できる |
| 動かない・部品取り級の小型機 | 複数社に相談(買取不成立なら処分費の比較へ) | 実機査定が必要。値がつかない場合の引取費も含めて比べる |
| 相場観だけ先に掴みたい | 一括査定で複数社の初期提示を取る | 電話は増えるが、桁の把握には最短 |
重機売却で最も損をするのは、相場を知らないまま最初の1社の提示額で決めてしまうことです。建機は同じ機種でもトン数と稼働時間で価格が数倍変わるため、業者側も「相場を知らない売り手」には安く提示できてしまいます。まずは次章の相場表で自分の機械がどの桁にいるかを掴んでください。
重機・建機の買取相場【機種別・トン数別】
重機の買取相場は「機種 → トン数(規格) → 年式 → 稼働時間 → メーカー」の順に効きます。まず機種とトン数で桁を掴みましょう。
油圧ショベル(ユンボ・バックホー)の買取相場
最も流通量が多く、買取市場の中心です。トン数で3つの層に分かれます。
| 規格 | 代表機種の目安 | 買取相場の目安 |
|---|---|---|
| ミニ(1〜3t級) | コンマ1(0.1㎥)クラス、ミニユンボ | 数十万〜200万円 |
| 中型(4〜8t級) | コンマ2〜3クラス | 150万〜500万円 |
| 大型(10t級以上) | コンマ45以上、13t・20t級 | 300万〜1,000万円超 |
この桁感には裏付けがあります。当サイトが財務省貿易統計を集計したところ、中古の油圧ショベルは小型区分(平均約3.1t/台)が平均106万円、中大型区分(平均約15.1t/台)が平均393万円で輸出されています。輸出単価は買取価格の上限を規定する天井なので、「自分の機械はどちらの層か」を知るだけで、提示額が妥当かどうかの判断材料になります。
同じトン数でも、キャタピラー(無限軌道)式かホイール式か、排土板の有無、後方超小旋回かどうか、といった仕様で査定は動きます。
ホイールローダーの買取相場
除雪や砕石場、農場で使われるタイヤ式のローダーです。中古の輸出平均単価は208万円/台で、ユンボの小型と中型の中間に位置します。国内では除雪需要が北海道・東北で根強く、冬前に売ると強含む地域性もあります。
ブルドーザーの買取相場
流通量は少ない(中古輸出は年1,517台)ものの、平均輸出単価は490万円と全機種で最高です。大型の造成機械は市場に出る数が少なく、状態が良ければ高値が期待できます。
フォークリフトの買取相場
工場・倉庫で使われるフォークリフトは、重機の中で最も相場が読みやすい機種です。最大荷重(t)とエンジン式かバッテリー式かで整理されます。
| 最大荷重 | 目安 |
|---|---|
| 1t〜1.5t | 数万〜80万円 |
| 2.5t前後 | 30万〜150万円 |
| 3.5t | 50万〜200万円 |
| 5t以上 | 100万〜400万円 |
バッテリー式はバッテリーの劣化度(交換歴・使用年数)が査定を大きく左右します。エンジン式はアワーメーターと整備状態が中心です。なお、フォークリフト単体の相場・査定はフォークリフト買取相場【1t〜5t】で詳しく解説しています。統計上「中古」の区分が設けられていないため輸出実数は出せませんが、東南アジア向けの実需は建機と同様にあります。
クレーン・その他の建設機械
ラフテレーンクレーン、ユニック(車載クレーン)、高所作業車、ローラー、発電機、コンプレッサーなども買取対象です(ダンプはダンプ買取相場を参照)。特にラフタークレーンは1台数百万〜1,000万円超と単価が大きく、扱える業者が限られるため、必ず重機専門の業者に査定を依頼してください。
稼働時間(アワーメーター)が査定に与える影響
自動車の走行距離にあたるのが、重機のアワーメーター(稼働時間)です。査定では年式より重視されることも多く、機種ごとに「多い/少ない」の目安が違います。
| 機種 | 少ない(プラス評価) | 標準 | 多い(減点が大きくなる) |
|---|---|---|---|
| 油圧ショベル(ミニ) | 〜1,500h | 2,000〜4,000h | 6,000h超 |
| 油圧ショベル(中大型) | 〜3,000h | 4,000〜8,000h | 12,000h超 |
| ホイールローダー | 〜3,000h | 4,000〜8,000h | 10,000h超 |
| フォークリフト | 〜3,000h | 4,000〜8,000h | 10,000h超 |
年式が古くても稼働時間が短ければ高値がつくのが重機の特徴です。逆に、年式が新しくてもレンタル上がりで稼働時間が突出している機械は、相応の減点になります。
査定を申し込む前に、アワーメーターの数値を控えておいてください。型式・シリアル(機番)・稼働時間の3つが分かれば、多くの業者は電話やLINEで実機を見ずに概算を出せます(建機買取屋.コムは「型式、シリアル、稼働時間だけでほぼ正確な査定」と明示しています)。現場を止めずに相場を掴めるのは、この3点セットのおかげです。
中古建機は年5万台・1,313億円が海外へ【輸出の実数】
「もう20年前の機械だから値段はつかないだろう」——重機ではこの常識が通用しません。理由を、公的統計の実数で示します。
当サイトが財務省貿易統計(2025年)を集計したところ、日本から輸出された中古の建設機械は51,539台・約1,313億円、平均単価は1台あたり約255万円でした。
| 機種区分(統計品目) | 年間輸出台数 | 金額 | 平均単価 |
|---|---|---|---|
| 油圧ショベル・小型(平均3.1t) | 19,856台 | 約210億円 | 106万円 |
| 油圧ショベル・中大型(平均15.1t) | 21,598台 | 約850億円 | 393万円 |
| ホイールローダー | 8,568台 | 約179億円 | 208万円 |
| ブルドーザー | 1,517台 | 約74億円 | 490万円 |
| 合計 | 51,539台 | 約1,313億円 | 255万円 |
出典: 財務省貿易統計・品別国別表(2025年・統計品目8429.52-111/121、8429.51-200、8429.11-100)を当サイト集計
輸出先1位はベトナム。トラックとは市場がまったく違う
さらに輸出先を見ると、建機市場の特徴がはっきりします。
| 機種 | 輸出先の上位 |
|---|---|
| 油圧ショベル・小型 | ベトナム5,711台/中国2,350台/台湾2,072台/スリランカ2,030台 |
| 油圧ショベル・中大型 | ベトナム7,555台/台湾2,652台/マレーシア1,790台/タイ1,458台 |
| ホイールローダー | エジプト2,366台/UAE1,525台/ベトナム763台 |
| ブルドーザー | ベトナム635台/フィリピン122台/インドネシア119台 |
ベトナム向けが合計14,664台で圧倒的1位。同じ当サイトの集計でも、中古トラックの輸出先はフィリピン・UAE・アフリカ諸国が中心(詳しくはトラック買取おすすめ業者16社比較を参照)で、建機とはまったく別の市場が形成されています。ベトナムをはじめとする東南アジアのインフラ整備需要が、日本の中古ユンボを吸い上げている構図です。ホイールローダーだけエジプトが1位という偏りも、中東・北アフリカの砕石・建設需要を反映しています。
この構造を知ると、輸出販路を持つ業者と持たない業者で、古い機械の査定額が大きく変わる理由が分かります。国内再販だけを前提にした業者は、20年落ちの機械に値をつけられません。逆に、東南アジア向けのルートを持つ業者は、同じ機械を「まだ10年は現役で使える商品」として評価します。
「重機を買いたい外国人」に直接売っていいのか【実態と3つのリスク】
現場や資材置き場に外国人のバイヤーが直接訪ねてきて、「この機械を売ってくれないか」と声をかけられた——建設業ではよく聞く話です。実際に「重機 買取 外国人」という検索が月100回以上あることからも、悩んでいる人が一定数いることが分かります。
まず事実として、この需要は本物です。前章のとおりベトナム向けだけで年間14,664台の中古建機が輸出されており、買い付けの現場が日本国内にあること自体は自然な話です。
ただし、直接取引には無視できないリスクが3つあります。
リスク1: 代金回収の確実性
個人間・業者を介さない取引では、支払い条件がすべて口約束になりがちです。機械を先に引き渡してから残金が入らない、手付けだけで搬出されるといったトラブルは、金額が大きい重機では致命傷になります。買取業者を通す場合、引き渡し時に現金または即日振込という条件を書面で確認できます。
リスク2: 古物商許可の有無と、盗難建機の流通問題
中古の重機を業として売買するには古物商許可が必要です。許可のない相手との取引は、それ自体が違法な取引に加担するリスクを伴います。建設機械の盗難は日本で長く問題視されており、盗難機が海外へ流出する経路も指摘されています。素性が確認できない相手に、書類なしで機械を引き渡すのは避けてください。
リスク3: 書類と名義の処理が残る
大型特殊・小型特殊としてナンバーが付いている機械は、抹消登録をしないと自動車税や責任があなたに残り続けます。また、建設機械抵当法に基づく抵当権が設定されている機械(ローン購入の大型機など)は、抵当権を処理せずに売却できません。業者はこの手続きを代行しますが、個人の直接取引では自分で処理する必要があります。
結論: 「同じ輸出ルートに乗るなら、業者経由が安全」
見落とされがちな点ですが、買取業者に売っても、その機械は結局のところ同じ海外市場へ流れます。業者は輸出相場を前提に値付けをしているので、直接取引と業者経由の価格差は、多くの人が想像するほど大きくありません。差額のために代金回収・法令・書類のリスクを個人で負うのは、割に合わない選択です。
どうしても直接取引を検討する場合は、①古物商許可証の提示を求める ②代金全額の入金を確認してから搬出させる ③譲渡証明書を必ず取り交わす——この3点は最低限の防衛策として実行してください。
重機・建機買取業者の選び方5つ
選び方1: その機種を扱えるか(クレーン・特殊機は業者が限られる)
「重機買取」を掲げていても、実際の得意分野は業者ごとに違います。油圧ショベルとフォークリフトは多くの業者が扱いますが、ラフテレーンクレーン、高所作業車、アスファルトフィニッシャー、杭打機などの特殊機械は、扱える業者が一気に絞られます。公式サイトの対応機種一覧に自分の機械があるかを、申し込み前に確認してください。
選び方2: 輸出販路を持っているか
前章の通り、古い機械の査定額は輸出販路の有無で決まります。「海外に自社ルートがある」「東南アジア向けの実績がある」と明示している業者は、20年落ちや高稼働の機械にも値をつけられます。逆に国内オークション頼みの業者は、古い機械に対して安全側(低め)の提示になりがちです。
選び方3: 引き取り体制(重機の回送は特殊)
重機の引き取りには低床トレーラーやセルフローダーが必要で、機械の重量・寸法によって手配が変わります。ここが自社便か外注かで、引取日程の融通と減額リスクが変わります。「引取費用無料」と明記されているか、山間部や離島の現場でも対応できるかを確認してください。
選び方4: 古物商許可を公表しているか
中古重機の売買には古物商許可が必須です。公式サイトに許可番号を掲載している業者は、取引の透明性という点で一歩リードしています。当サイトの調査では、掲載している業者は決して多くありません。
選び方5: 型式・シリアル・稼働時間で電話査定できるか
重機の査定は、実は現物を見なくても概算が出せます。型式・機番・アワーメーターの3点で、市場相場の8割は決まるからです。この3点で電話査定に応じる業者は、相場データを持っている証拠でもあります。現場を止めずに複数社の初期提示を集められるので、相見積の手間が大きく減ります。
重機対応の買取業者10社【実測比較】
当サイトがトラック・商用車・建機の買取業者の公式情報を1社ずつ確認し、重機・建機に対応する10社を整理しました(2026年8月時点)。
| 業者 | 運営会社 | 対応機種 | 対応エリア | 現金化 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| 建機買取屋.コム | husoc(リペスタ系) | ユンボ・クレーン・ローダー・ローラー・ブル(不動車可) | 全国 | 最短即日現金 | 型式/機番/稼働時間で電話査定・成約率91.8%を公表 |
| トラックファイブ | ZEAL.TEAM | トラック・重機建機・バス・農機具(全対応) | 全国11支店 | 最短当日現金 | 買取12,000台/年・古物商番号公表 |
| 建機高く売れるドットコム | マーケットエンタープライズ(東証上場) | 油圧ショベル・フォークリフト・ローダー・ブル・ローラー・溶接機・コンプレッサ・アタッチメント | 全国10拠点 | 最短翌日振込 | 上場企業運営・故障品も対応 |
| キントラ | キントラ(旧近畿トラック販売) | 油圧ショベル・ホイルローダー・ラフタークレーン・フォークリフト・フィニッシャー | 全国(山間部・離島明記) | 銀行振込 | 特殊機まで幅広い・不動車対応 |
| トラック王国 | − | ユンボ・フォークリフト・タイヤショベル・トラック | 47都道府県※北海道沖縄離島は要相談 | 現金/振込 | 古物商番号公表・しつこい営業なしを明言 |
| シグマインターナショナル | シグマインターナショナル | 重機・トラック・マイクロバス | 全国(4港湾都市) | 即日契約可 | 輸出24カ国・年4,000台を公表 |
| Bee Truck | Bee_Truck | 油圧ショベル・クレーン・トラック・バス | 全国(一部地域は対象外) | 最短即日 | 買取事例を公開 |
| シマ商会 | シマ商会 | 建機・トラック | 全国(7店舗) | 即日現金 | 年8,000台以上・JPUC加盟 |
| 買取マックス | タカネットサービス | 建設重機・フォークリフト・バス・トラック | 全国※沖縄離島は相談 | 最速翌日 | 年3,000台 |
| カービュー商用車買取 | LINEヤフー | トラック・バス・重機の一括査定 | 全国(提携300社超) | 業者による | 最大10社比較・利用は無料 |
出典: 各社公式サイト(2026年8月時点の当サイト実測)。トラック・商用車を含む16社の全項目比較はトラック買取おすすめ業者16社比較に掲載しています。
この表で注目してほしいのは対応機種の幅の差です。クレーンやアスファルトフィニッシャーまで対応するキントラのような業者もあれば、油圧ショベルとフォークリフト中心の業者もあります。特殊機を持っている場合は、この列だけで候補が絞れます。
重機・建機を高く売る7つのコツ
コツ1: アタッチメントは必ず一緒に査定へ出す
バケット、ブレーカー、圧砕機、フォーク、つかみ(グラップル)などのアタッチメントは、それ自体に中古価値があります。本体と同時に出すことで「すぐ現場に投入できるセット」として評価されるため、別々に処分するより有利です。建機高く売れるドットコムのようにアタッチメント単体の買取に対応する業者もあります。
コツ2: 整備記録・特定自主検査の記録表を揃える
労働安全衛生法に基づく特定自主検査(年次検査)の記録表、修理履歴、部品交換の記録は、査定士が「この機械は管理されていた」と判断する材料になります。書類の有無は、同じ稼働時間の機械でも査定差になる要素です。
コツ3: 売ると決めたら稼働を止める
アワーメーターは1時間動かすごとに査定に効いてきます。「売却が決まるまで現場で使い続ける」のは自然な判断ですが、数百時間の追加稼働が査定額を押し下げることもあります。入替時期が決まっているなら、査定は早めに取っておく方が有利です。
コツ4: 需要期(年度末・年度初め)を意識する
公共工事の年度サイクルの影響で、機械の入替需要は年度末から年度初めに集中します。この時期は買取側の在庫需要も強まるため、時期を選べる場合は考慮する価値があります。除雪用のホイールローダーは冬前が需要期です。
コツ5: 型式・機番・稼働時間を先に伝えて2〜3社に相見積
重機の査定は「相場を知っている売り手かどうか」で提示額が変わります。同じ3点セットを複数社に同時に伝えて、初期提示を比べてください。現場を止める必要がないので、手間はほぼ電話数本ぶんです。
コツ6: 洗浄はする、修理はしない
泥や油汚れを落として稼働部を確認できる状態にするのは効果があります。一方、エンジンや油圧系の修理を先にするのは、費用が査定の上昇分を上回るのが通例です。故障箇所は正直に申告して現状のまま査定を受けてください(不動車対応の業者は多数あります)。
コツ7: 複数台・他の車種とまとめて売る
廃業や世代交代でユンボ・トラック・農機具が同時に出る場合は、全機種対応の業者にまとめて出すと、引取便と書類手続きが一本化できます。業者側も台数効果で価格を出しやすくなります。全機種対応はトラックファイブなどに限られます。
売却の流れと必要書類【重機に車検証はない】
重機の売却でつまずきやすいのが書類です。自動車と違い、公道を走らない重機には車検証がありません。そのため、売買は「動産の譲渡」として扱われ、必要書類も変わります。
流れ4ステップ
- 3点セットを控える: 型式・機番(シリアル)・アワーメーター。可能なら写真も
- 査定を申し込む(電話・WEB): 2〜3社の初期提示を比較
- 実機査定と契約: 支払い条件(引渡し時の現金/振込)と引取日程・引取費用を確認
- 引き渡しと入金: 低床トレーラー等で搬出。抵当権・ナンバーがある場合は手続きの完了まで確認
書類の整理
| 機械の区分 | 必要になる主な書類 |
|---|---|
| ナンバーなし(公道を走らない機械) | 譲渡証明書、印鑑(法人は代表者印)、身分証・登記事項証明書等 |
| ナンバー付き(大型特殊・小型特殊) | 自動車検査証(大型特殊)、譲渡証明書、印鑑証明書、抹消登録の手続き |
| 抵当権がついている機械 | 建設機械抵当法の登記の抹消(金融機関の手続きが必要) |
| リース・レンタル物件 | 所有者はリース会社。売却の前に契約の確認が必須 |
| あると有利 | 特定自主検査記録表、整備記録、取扱説明書、アタッチメントの明細 |
注意したいのはリース物件と抵当権です。購入時にローンを組んだ大型機械は、建設機械抵当法に基づく抵当権が登記されている場合があり、抹消しないと引き渡せません。査定の段階で「ローンや抵当権が残っている」と伝えておくと、業者が段取りを組んでくれます。
重機・建機買取のよくある質問
Q. エンジンがかからない・自走できない重機でも売れますか?
売れる可能性が高いです。建機買取屋.コム・キントラ・建機高く売れるドットコムなどは不動車・故障機の買取を明記しています。部品取りとしての需要と、現地で修理して使う海外需要の両方があるためです。引き取り方法(回送費が無料か)だけ確認してください。
Q. アタッチメントだけ、部品だけでも売れますか?
バケット・ブレーカー・圧砕機などのアタッチメント単体の買取に対応する業者があります(建機高く売れるドットコム等)。本体と同時の方が高くなりやすい点は前述のとおりです。
Q. 解体現場に置いたままの機械を引き取ってもらえますか?
可能です。ただし搬出経路(道幅・電線・重量制限)とトレーラーの進入可否が査定・引取日程に影響します。現場の状況を写真で共有するとスムーズです。
Q. 会社を廃業します。重機・トラック・工具をまとめて処分したい
全機種対応の業者に一括で相談するのが最短です。重機はトラックファイブやキントラ、工具・小物は工具専門の買取業者という組み合わせも有効です。廃業では買取と処分(費用がかかるもの)を切り分けて考えると、手残りが最大化します。
Q. 相続した重機の名義が亡くなった人のままです
ナンバーのない機械は動産のため、相続人の合意と譲渡証明書で手続きできるのが一般的です。ナンバー付きの大型特殊は自動車と同様の相続手続きが必要になります。いずれも業者に事情を伝えれば必要書類を案内してもらえます。
Q. 盗難品と疑われたりしませんか?
正規の買取業者は古物営業法に基づき、取引時に本人確認と古物台帳への記録を行います。これは売り手にとっても「正当な取引をした証拠」が残るという意味で保護になります。身分証と機械の由来(購入時の書類など)を提示できるようにしておけば問題ありません。
まとめ: 「型式・機番・稼働時間」の3点で、今日から相場が掴める
重機・建機の売却で押さえるべき要点を整理します。
- 価格は「機種 × トン数 × 稼働時間」で桁が決まる。まず自分の機械の層を知る
- 中古建機は年51,539台・1,313億円が輸出される市場があり、20年落ちでも値がつく
- 輸出先はベトナムを筆頭に東南アジア中心。輸出販路を持つ業者ほど古い機械に強い
- 外国人バイヤーへの直接売却は、代金回収・古物商許可・書類処理の3リスクがある。業者経由でも同じ市場に流れるため、差額のためにリスクを負う必要は小さい
- 型式・機番・アワーメーターの3点が分かれば、現場を止めずに複数社の査定を比較できる
まずは3点セットを控えて、2〜3社の初期提示を取ることから始めてください。
この記事のデータについて
- 輸出台数・金額・輸出先国: 財務省貿易統計(2025年・品別国別表・統計品目8429.52-111/8429.52-121/8429.51-200/8429.11-100)を当サイトが集計。平均単価は金額÷台数、機体規模の目安は重量÷台数で算出しています。集計手順は調査方法で開示しています
- 買取相場: 買取各社が公開する相場・実績情報(2026年8月時点)の突合せによる目安で、個別の査定額を保証するものではありません
- 業者情報: 各社公式サイトの記載を当サイトが確認したものです(16社の全項目比較)
- 調査・執筆: トラック買取ナビ編集部(運営者情報・掲載基準)